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Julie Nováková

ユリエ・ノヴァーコヴァー

 

 1991年、プラハ生まれ。プラハのカレル大学で進化生物学を学びつつ、SF・ミステリ作家、翻訳家、アンソロジスト、評論家としても積極的に活動を行っている。2007年からSF・ミステリの短編を発表。

 2009年に“Zločin na Poseidon City(ポセイドン・シティの犯罪)”で長編デビュー。以後、二冊の長編を経て、2011年にはチェコで人気のSFミステリ・シリーズ “エージェントJFK(John Francis Kovář)”の第34作“Bez naděje(絶対絶命)”、2015年にはスペース・オペラの“Blíženci(ジェミニ)”三部作を発表。

 英米のSF誌やアンソロジーに自作を英文で発表することにも精力的に取り組んでおり、雑誌“CLARKESWORLD”等に短編“The Brass City”、“The Symphony of Ice and Dust”、“Catching A Ride”、“A Different Kind of Story”の他、エッセイ、評論が掲載されている。

 アンソロジストとしても、自らの専門分野である生物学のSFを集めた短編集“Terra Nullius”が高い評価を得ている。
 また、作家のヤン・コトウチュJan Kotouč とともに作家志望者のためのワークショップを開催するなど、八面六臂の活躍を見せる、チェコSF界期待の超新星である。

【補遺】2016年11月にスペインで開催されるSF大会  Eurocon で配布すべく、チェコSFの英訳アンソロジー“Dreams From Beyond”を編纂。pdf版がこちらから無料ダウンロードできます。 

         (公式HP(英語あり)はこちらから)

 

著作リスト

01 Zločin na Poseidon City (Triton, 2009)

02 Tichá planeta (Epocha, 2011)

03 Nikdy nevěř ničemu (MOBA, 2011)

04 Bez naděje - エージェントJFKシリーズ第一作

   (Triton, 2014)

05 ​Prstenec prozření - ジェミニ三部作第一作

   (Brokilon, 2015)

06 Elysium - ジェミニ三部作第ニ作 (Brokilon, 2015)

07 Hvězdoměnci- ジェミニ三部作第三作 (Brokilon, 2015)

08 Terra Nullius- ユリエ・ノヴァーコヴァー編

  チェコSF作家たちの生物学SFアンソロジー  (Brokilon,

  2015)

09 Světy za obzorem - 短編集 (Brokilon, 2018)

受賞歴

Šeré město

 2014年アエロノーチラス賞 *ファンダム主催の賞(以下同

      短編賞

Zaříkávač lodí

 2015年アエロノーチラス賞 短編賞

Elysium

 2015年アエロノーチラス賞 作品賞

【Neklan 補遺】
ユリエ・ノヴァーコヴァーの小説はネットでの評価はそれほど高くないようのだけど、とにかくそのアクティヴな活動ぶりで目が離せない。また、アンソロジー“
Terra Nullius”は評判が良いので、やはり気になる存在なのです。

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