Píseň o Dveřníkovi
(扉士の歌)

著 者:ヤナ・レチュコヴァー
Jana Rečková
表紙絵:ミリアン・フィビゲル
Milan Fibiger
発行年:2005年
出版社:Triton
頁 数:328
ISBN :80-7254-586-8
〔解 説〕
これは「扉士」の物語である。「館」の出入り口や門の開閉をつかさどり、王女を愛し、王たちに仕え、死刑執行人たちと親しく交わり、「館」の奴隷でありながら、それを救った男の物語。そしてまた「館」の物語であり、「扉」を新たに発明しようとした若者の物語である。
(出版社Triton の紹介より)
〔Neklan 一言〕
SFとファンタジィの書籍データベースLEGIEで評価の高い本を探していたときに見つけたのがこれです。投票者が22人もいるにもかかわらず、89%の高評価。このサイトでは、一つの本に対し投票者は5、6人というのが普通ですから、これは極めて珍しいことです。評価が高いのもある程度信頼できる、と思いました(該当頁はこちら)。
ある書評にあったあらすじによると、いくつもの別世界へと通じる「門」を持つ「館」にわたしたちの世界にさらわれてきて、Dveřníkとして「門」に仕えるようになった若者が主人公(「Dveřník」は直訳すれば「ドアマン」ですが、「門」「扉」が特別な存在となっている作品なので、タイトルはとりあえず「扉士」という造語にしました)。
なんだか、まるでゼラズニイの“真世界シリーズ”のような設定、もしくは表紙絵もそうですけど、タニス・リーの作品のような感じ。しかも書評では、時間があっちこっちに跳ぶ構成で、それが最後で一つにまとまる「タランティーノの映画のよう」。その上、純粋なファンタジィではなくSFでもあると書かれており、なんだか期待が持てそうではないですか。
ということで、電子書籍化されていることもあり、早速購入。読んだら感想をアップしますので、お楽しみに。
“「扉士の歌」は極めて風変わりな小説で、ヤナ・レチュコヴァーの多芸ぶりとすぐれた才能をまたしても証明している。”(上記書評より)