2018年2月27日付け SARDEN より抜粋
http://sarden.cz/2018-02-27-1108/literatura-kniha-roku-sardenu-2017-vysledky
チェコ・ファンタスチカのWEB誌SARDENがチェコとスロヴァキアの作家・翻訳家・評論家・編集者に対して行ったアンケート(回答総数28人)による2017年の新刊ベスト。(各人三作を選出。三作に入らなかったが、言及された作品も一票に数えている)。結果は以下のとおり。チェコ作品は黄色いフォントで表示。
1.Thomas Olde Heuvelt:HEX(5票+選外1票)
2.劉慈欣:三体(5票)
3.ヤン・ハラーフカ&ヤナ・ヴィビーラロヴァー:Pomníky zimy(冬の記念碑)
(3票+選外1票)
※ 氷の惑星 Algor を舞台にしたスペースオペラ・シリーズ第三作。
4.ロバート・ジャクソン・ベネット:City of Blades
ブレイク・クラウチ:ダーク・マター
(以上、3票)
6.パヴェル・バレシュ:Projekt Kronos(プロジェクト・クロノス)
※ 23歳の新人パヴェル・バレシュの長編第一作。
レアード・バロン:Beautiful Thing That Awaits Us All
ニーク・ペルモフ:Алмазный Меч, Деревянный Меч
(英題 Diamond Sword, Wooden Sword)
(以上、2票+選外1票)
9.ピーター・S・ビーグル:In Calabria
カロリナ・フランツォヴァー:Ve stínu Rudé věže(紅の塔の影に)
※ ドラゴンやハーピーが跋扈する2025年のチェコが舞台のファンタジィ
“紫の夜 Purpurová noc”シリーズ”の第一作。
カズオ・イシグロ:忘れられた巨人
フランチーシェク・コトレタ:Poločas rozpadu(ハーフ・ライフ)
※ ポスト・アポカリプスSFのシリーズ“SPAD”第二作。
レオナルド・メデク:Ďáblova obrazárna(悪魔のギャラリー)
※ 第一次世界大戦頃のチェコを舞台に、冒険者フランタ・フランタが活躍
する歴史ファンタジィ・シリーズ“Dobrodruh(冒険者)”第四作。
マリアム・ペトロシャン:Дом, в котором...(英題 The Gray House)
V・E・シュワブ:Vicious
ブライアン・ステイヴリー:The Providence of Fire および The Last Mortal Bond
イアン・トレギリス:Necessary Evil
(以上、2票)